親に苦しめられて「死にたい」と思っているなら
よく聞いてほしい。
「死んで親に後悔させてやる」ってまで自分を追い込んでいるのに、まだそこにいつづけるのかい?
誰の人生なんだよ。
お前の人生の主役はお前だろうよ。
なんでお前が他の人に傷つけられて死のうとしてんだよ。
いいか、よく聞け。
お前の人生の主役は間違えなくお前だ。
自分の人生を生きる権利がある。
そしてお前には価値がある。何もできなくて良い。生きているだけで価値があるんだ。
お前に「生きてさえいてくれれば良い」と考える人間が、必ず一人はいる。
だから死ぬな。死んだら何もかも終わってしまう。
もう終わりだと思うだろう。こんなに悲しくて一刻も早くここから消えてしまいたいと思うだろう。よくわかる。
真面目に生きてきたお前に言いたい。
逃げろ、逃げるんだ。
今まで苦しんできただろう。自分の感情をなかったことにして、透明人間でも必死にもがいて、生きてきただろう。
死ぬな、逃げろ。お前には価値がある。生きているだけでお前には価値があるんだ。
信じられなくて良い。希望も持てなくて当然だ。全部裏切られてきたんだもんな。
綺麗ごとも偉い人の格言も常識も、もう何も考えなくて良い。
もう手放せよ。お前の苦しみは、親によって植えつけられたものなんだよ。
お前が感じたことが全てだ。「死にたい」という感情を抱いたお前は確実に親によって虐待されていたんだよ。
1か月後、いや数年後、こんなこともあったなって思い出すくらいまでお前は変わることができる。自信なんて、希望なんてなくて良い。
死にたいと思う暗闇の中から逃げ出すんだ。
ありったけの金を持って、走れ。どこに行くかも、どうなるかもわからないだろう。電車に乗って、できるだけ遠くへ。あいつらがすぐにやって来れないところまで。
底についたお前はもう上にしか上がれない。暗闇の中から光がさす場所を目指して、逃げろ。
もうお前は精いっぱい頑張ったよ。十分な親孝行をした。
つらかったな、愛されたかったよな、透明人間になんてなりたくなかった。
神様を何度も恨んだ、傷ついてしまう自分が嫌で勘違いだと思おうとした。
逃げて、無かったことにしてきた自分の思いを認めてやるんだよ。
やっぱりつらかったよな、悲しかったよなってあの時の自分を抱きしめてやるんだよ。
そのためにはあいつらから逃げる必要がある。
いいか、居場所は絶対に教えるな。携帯番号も変えるんだ。
逃げた先で警察の力をかりて、法の力もかりて、お前は守ってもらうんだ。
「普通」の人生じゃなくなるかもしれないという恐怖があるだろう。
自分が間違っているかもしれない、そう思うだろう。
間違ってなんかいない。生きるんだ、絶対に死ぬな。
もう一度言う。
死のうとしている今が一番底にいるんだ。これからは上がっていくしかない。
死ぬな、遠くへ逃げるんだ。
お前は今生きているんだから。